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『FACTFULNESS』は、世界についての思い込みをデータで確かめる習慣を紹介する本です。クイズや図表がわかりやすく、見方が変わったという声が非常に多い一方、データの選び方や楽観的な印象には注意が必要という評価もあります。購入前に気になる評判を整理しました。

『FACTFULNESS』とは
本書は、分断、ネガティブ、恐怖など十の思い込みを取り上げ、数字を比べ、極端な情報に飛びつかず、世界の変化を段階的に見る方法を解説します。貧困、健康、教育、人口などのデータと著者の経験が使われています。
著者はハンス・ロスリング、オーラ・ロスリング、アンナ・ロスリング・ロンランドです。日本語版は上杉周作、関美和訳で、日経BP社から2019年1月に刊行されました。
ネット上の評判を調べてみると
ネット上では、冒頭のクイズで自分の誤解に気づき、ニュースをそのまま受け取らずデータを確かめる姿勢が身につくと高く評価されています。図表や具体例が多く、厚い本でも読み進めやすいという声も目立ちます。一方、世界が改善している側面を強調しすぎる、統計の時点や指標を確認する必要がある、すべての問題に同じ枠組みを当てはめられないという意見があります。レビューの母数は非常に多く、全体評価は高いですが、掲載データを永続的な最新情報として扱わない注意が必要です。
良い評価
思い込みに気づける
クイズに答えることで、自分が世界を実際より悪く、または単純に捉えていたと実感できる点が評価されています。
データを見る基本姿勢がわかる
一つの数字だけで判断せず、比較対象、割合、変化の方向を確認する考え方が日常の情報収集にも役立つという声があります。
図表と体験談で読みやすい
統計の本でありながら、著者の医師としての経験や失敗も交えられ、専門知識がなくても読み進めやすいと支持されています。
気になる評価
改善を強調しすぎるように見える
長期的に良くなった指標が多く紹介されるため、現在も続く格差や環境問題を軽く扱っているように感じる人もいます。
データは更新される
刊行後に状況が変わった分野もあります。具体的な数字を使うときは、現在の一次資料で確認する必要があります。
厚くて情報量が多い
十の本能と多数の例があるため、結論だけを短時間で知りたい人には長く感じられる可能性があります。
評価が分かれる点
楽観的に見える語り口
不安を和らげ冷静になれるという評価と、危機への警戒を弱めかねないという評価に分かれます。本書は問題がないとは述べず、事実に基づく判断を勧めています。
四段階で世界を見る枠組み
古い先進国・途上国の二分法を外せるという声がある一方、国や地域内部の多様さを単純化するおそれもあります。
現時点で見えてくる評判
現時点の評判を見ると、ニュースで不安になりやすい人や、統計を使った説明の受け止め方を学びたい人には有益な入口です。一方、個々の社会問題を深く学ぶ専門書ではありません。本の数字を結論として暗記するより、出典、時点、比較対象を確かめる習慣を身につけるために読むのが適切です。
書籍情報
| 書名 | FACTFULNESS |
|---|---|
| 副題 | 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣 |
| 著者 | ハンス・ロスリング、オーラ・ロスリング、アンナ・ロスリング・ロンランド |
| 訳者 | 上杉周作、関美和 |
| 出版社 | 日経BP社 |
| 発売日 | 2019年1月 |
| ページ数 | 397ページ |
| ISBN | 978-4-8222-8960-7 |



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